音楽と読書と雑多な断片記録
 
2月23日 
先々週から忙しく、何をしていたかあまり記憶がない。
覚えているのは、またしてもフォトリーディングの練習を再開したことである。
懲りないなあ…。
去年もそう言えば同じ時期にやり始めて、1ヶ月もしないうちに投げ出したのだった。大体、新年の目標に沢山本を読むとか、速読するとかそういうことを掲げるからいけないのだ。だから、年の初めにこういうことを始めてしまうのだ…。いつまで続くのやら。

今回は、目標値も低い。
そもそもフォトリーディングが、「本を読む」ためのものではなく、「本から情報を取得する」ためのものだということが分かったので、まずは地道に練習中。フォトリーディングだけでは駄目で、アクティベーションのための技法、それに集中も結構大事だということも分かって来たし。
下の「記憶術」を読んだせいか、前回と違ってフォトリーディングそのもののイメージが掴めている、という気がするので、何となく効果があるような気がする。
つまり、フォトリーディングは、文字ではなく、書物の表面のイメージを読むものなのだ。多分。
しかし、効果がいまいちはっきりしないのがこの方法の憂鬱さ。気がする、程度なのだ…。
おまけに潜在意識で読むとか書いてあるから、懐疑心を持ってはいけないのだ。(これじゃあ宗教すれすれだ。集中講座がやたらに高いところも怪しさ抜群。速読法の講座はあれくらいは大抵するものらしいけど…。)

集中講座を受ければ飛躍的な効果が現れるのだろうか…?
でも、どうも講座のうたい文句があまりに目標が高いようだし、大体、読書力アップ→情報を沢山取り入れられる→ビジネスに好影響→→→経済的にもよい影響がある…という路線なので、何となく胡散臭げに見えてしまう。
最後のは控えめに言えば、ってことです。むしろ金持ちになる、と言わんばかりの勢いを感じる。はっきりとは書いてありませんけどね。

自分の目的から考えると、読書の速度が上がるということは、何ら経済的に良い影響を与えるとは思わない。むしろ、
本が速く読める→調子に乗って沢山本を買う→お金なくなる
というスパイラルに陥りそうなので、どう考えてもマイナスである。(まあ図書館で借りれば良いのですが、借りられる冊数には限度もあるし、新しい本は買って手元に置きたくなるだろうし。)
本なんて読んでもキャリアアップにも何にも繋がらないと思う。自分の興味の対象が、キャリアアップとかサクセスとかビジネスとかそういうことに繋がってないせいだろうけど。

そう考えると、やはりここは個人訓練しかない。個人訓練で極められないような秘教的な奥義とか何とかいうものをやるのは、人生の時間の無駄。
しかし、たとえ本代以上には、余分なお金は払わないにしても、この「潜在意識の活用」などという胡散臭い文句を如何にしてクリアし、努力を進めるべきなのか。
そこで、まわりから徐々に自分に納得させるようにした。

1.このフォトリーディングは、フォトリーディング・ホールマインドシステム、という全体が重要。
それは、飛ばし読みを併用して、潜在意識に収められたものを顕在意識に取り出すようにするのである。だから、フォトリーディングだけでは駄目。他の普通に文字が見える状態で本に目を通すのは必要なことである。ここは特に変な話ではない。(本の謳い文句からすれば、かなりがっかりだけど)

2.プレビュー(フォトリーディングの前に辺りをつける):飛ばし読みを本を読む前にすれば、より早く意味を取れる。
当たり前のことで、納得できる。

3.ポストビュー:復習が大事なのも当たり前です。小学校で良く言われたものですね。

4.スーパーリーディング&ディッピング、およびスキタリング:英語の名前だが、要は、拾読みをシステマチックにやるということ。
キーワードを拾って、質問を自分で作っていく、というのは記憶の方法としても理解の方法としても特にとっぴなやり方ではない。納得できる方法。

5.マインドマップ:イメージで概念を整理するというのも、特に不思議ではない。箇条書きより確かに記憶しやすいでしょう。ここは「記憶術」の内容からも、想像可能な範囲。

6.結局、怪しげなのは、右脳で読むとか何とか言う、フォトリーディング(文字が見えない状態で、素早く頁を捲る)の部分だけ。その他の部分が1300円払う価値があるのかどうかはここは不問に付したい。
本当に目を曝すだけで覚えられたりするのだろうか?
で、ここに跳躍が必要なのだ。
他のところが常識的な内容なんだから、ここの部分もいきなりオカルティックなことにはなるまい、「多分」やれば出来る。かもしれない。出来るということにしよう。

そう言うわけで練習中なのである。
本も沢山借りてきた。
まあ、読めなくても、フォトリーディングのおかげで、飛ばし読みをするのは練習のためにいいことだ、必要だ、というモチベーションがあるので、多分目を通すくらいのことならばやれると思うし…。

実は、辞書のフォトリーディングもしているのだが、これが一番効果が出て欲しい部分。ちょっとでもいい、フォトリーディングするだけの努力で、たとえ10%だけでも覚えられたら、十分ではないか。(この場合、飛ばし読みの技法はどう役に立つのかよく分からないが…)

下の日記から間があいたので、実際のやってみたことなど、他に読んだ本などはまた後で…。

2月8日 
下で、「西瓜糖の日々」を読む、などと書いているが、まだ最初しか読んでいない。僕がこれから書くことについて語っているところまで。そこまで読んでからプールに行ってしまった。この文章、始めはすごくいい感じだと思わせるのだが、それがどこまで続くのかな…。愛のなんとか(←タイトルすら覚えていない)も、期待外れな終わり方だったし…。

今日は、またしても未読本を残したまま、更に図書館で本を借りてしまった。いかん。記憶術もまだ読み終わってないのに。

有栖川有栖「スウェーデン館の謎」と、ルース・レンデル「シミソラ」
ルース・レンデルはあまりの大御所故に、何故か一度も読んでいなかったのだが、ヴァーヴァラ・ヴァイン名義の「ステラの遺産」が結構良かったので借りてきた。書いていないが、「聖なる森」も中々面白い。イギリスの田舎町に森林保護運動家の巻き起こす騒動が愉快。

有栖川有栖は以前、「ロシア紅茶の謎」を読んで詰まらん…という感想を抱いていたのだが、「ペルシャ猫の謎」を気まぐれで借りてきたら、これが予想外に楽しめたので、続けて借りてきた。
こちらはさっと読了。
短編集かと思っていたら、長編であった。
まあまあ。何とはなしに、作者の人柄の良さがしのばれる。
でも、相変わらず、私には、火村英生助教授を特別視する世間の風潮が良く分からん。この小説の中の話ではありません。
多分、普通の《ノーマル》な男だと思うぞ。(作者が敢えてそういう仕掛けをしているのかどうかは知りませんが)

さて、ここで、ついでルース・レンデルを読む、ところなのだが、何故か今度は知り合いのところから「黄金の夜明け」を借り出してきて、読む。最近、黄金の夜明け団について調べたかったので、思い立って読み始めたのだ。
これがまた、思わぬ面白さ。結局、歴史篇を読み終えるまで眠れませんでした。ちょっとサラ・ウォルターズの「半身」に似た事件のことが書かれていたので気になったが、時代設定が30年も違うので、まあ関係ないのだろう。
著者は略歴に「魔法研究家」などと書かれているのだが、それにしては、非常に冷静な筆致でそこがよろしい。魔術自体はどうでもいいと思われる方でもそれなりに楽しめるかもしれません。
因みに、後半の実践篇はまだ読み終わらず…。眠くなりそうな内容だが、こちらも読まねば。

2月7日 
昨日、買ってきたG・K・チェスタートンの「木曜の男」と、フレッド・チャペル 「暗黒神ダゴン」を読了。どちらも今一つ期待通りではなかった…。
本来、共通点があるはずもない書籍なのだが、一つだけ偶然の一致を見出す。
それはどちらも主人公が、神経過敏だと言うことである。自分から好んで妄想の霧を作り上げてしまうタイプなのだ。
その霧がすっきり?晴れるのが、「木曜の男」で、晴れないどころか…というのが「暗黒神ダゴン」。「暗黒神ダゴン」はラヴクラフト系小説なので当然なのだが。
恐怖感というのが、このように、神経過敏な人から生まれるとすると、普通の人は呼んでいて面白くないのではないだろうか? 自分は子供の頃は怖がりだったので、小さい頃なら、こんな話しは読めなかったかもしれないが、今は読んでも何とも思わない。それより、ジョナサン・キャロルの普通の生活で、普通の感覚で、《霊感》などないのに関わらず、奇妙な事件に巻き込まれる人々の話しの方が怖いと思う。
でも、こういう自分で妄想を作り出すタイプの書き方が、面白いので、色々参考にしたいところ。実は自分でものを書くと、こんな風になってしまうのだ。何だかんだ言って、好きな部分はあるのだ。

ラヴクラフト系の小説は読もうか、読むまいかとこのところ迷っていた物件。昨日も、この本を買うのは止めておこうと一度は思って書棚に戻したのだが、もう一度だけ、ちょっと中身を見ようかと思ったら、戻した筈のところにない。
誰かが目を離した隙に買っていったのか!?
結局、自分が別のところに戻していただけなのだが、棚中探しているうちに買わずにおれんと思いこむはめに。ああ。
はっきり言って、本体のクトゥルー神話を知らないと全然面白くない。ヨグ・ソトトって何なの。最後まで分からん。
次回、ラヴクラフトの小説を読むときは必ず図書館で借りて読もうと思う。

詳しい感想は後で書きたい。
昨日は、もう一冊、リチャード・ブローティガンの「西瓜糖の日々」を買った。前に読んだ、ブローティガンの別の作品が今一つだったのだが、これは面白そうな感じだったので買ってみた。今夜読もう。


今日の購入書籍
「木曜の男」G・K・チェスタートン 創元推理文庫
「暗黒神ダゴン」フレッド・チャペル 創元推理文庫
「瓜糖の日々」リチャード・ブローティガン 河出文庫

2月6日 
下の奇跡を起こす10枚のカードについての報告です。
本当は毎日何を引いた、とか書いたほうが面白いのだろうけど、全くメモしてないので忘れてしまった。
最初は楽しい気もしたが、やってる最中に忙しくなったので、もどきばかり(映画館に行く、美術館に行く、はどちらも一度も実行できないのにしょっちゅう出た)、そのもどきすら大変だったりとか、カードを引くの自体を忘れて、家に帰ってから引いたりとか、あまり真面目に取り組むことができなかったのが事実である。
美術館のもどきだけは結構気に入った。
美術館のポストカードを集めるのが好きなのだが、前から買ってあったのを床に並べて、家ギャラリーにしてみた。
もう一つは、前に買っていたトランプが、中世絵画などのモチーフのものだったので、これを順番に繰っていくというもの。美術館の名前も入っているし、またフランスに行く機会があれば、この美術館に行こうなどという気分になれた。

さて、肝心の奇跡だが、最初の頃は、高揚感があったりしたので、これが奇跡かな、と思ったが、忙しくなると全然そういうのがなくなってしまったので分からない。多分、小さい成功感を積み重ねることが大事なので、これをやろうと思っている方は、
1.お金が一円もなくてもできて(月末貧乏だったので、ちょっとの出費がかかるものでも出来なかった…)
2.通勤電車の中でもできて、なおかつちょっと嬉しいこと
という条件を追加した方がよいかもしれない。
(そんなのカードに書いてやるほど嬉しいことでもかもしれないが…)

敢えてこれが奇跡というようなこと、と言えば、今、入っているプロジェクトで、仕事やる気がなくて、とても迷惑な人がプロジェクトを抜けさせられたのが、自分にとっての最良の奇跡である。(著者はそんなこと意図してないと思うけどね…)

全然読書日記ではないので、最近の読書について。
前から読もうと思っていた、フランセス・アミーリア・イェーツの「記憶術」を読み始めた。しかし、分厚いので中々読み進まず…。
内容は面白いのだが。フォトリーディングとかに何となく通ずるような技法だとも感じたりする。
著者本人は、この記憶術から距離を保った書き方をしているのだが、中世の隠秘思想に繋がる、記憶術の扱われ方、目的の変遷などについてかきあわらした歴史書である。

1月18日 
今日は自己啓発ものの本が届いたので、一応読了。自己啓発本は読み飛ばせるのですぐ読み終わる。
最近はこんな本はあまり読まないのだが(どれを読んでもほとんど同じことが書いてあるので眩暈がする)、昔、中学生の頃はよく読んでいた。半分下らないと思いながら読んでいるので、読書メモには書かず、ここに感想を。
今回は「夢がかなう10枚のカード」というのを読んだ。これは自分が日頃やりたいと思いながらやれていないような、とても簡単で、お金もかからず、一人でできる、心が楽しくなるようなことを10枚のカードに書いて、それを毎日、一枚シャッフルして引いてきて実行する。というものである。
それを3週間続けるうちに心の持ちようが変わって、奇跡が起きる、と本にはあります。(奇跡ねえ…)
やるのは楽しそうなのでやってみるのだが、10枚のカードがすぐ埋まってしまった私にはあんまり自分に余裕を与えるとかそういう必要はなかったのかもしれない。これは忙しくて忙しくて張り詰めている人むきではないかと…。(忙しいけど張り詰めてないのかもしれん)。でもまあやってみましょう。女性向の自己啓発ものは精神的な内容のことが多いと思う。あとお茶とかアロマとか必ず出てくることとかね。共通している。

1月16日 
最近、本は全然読んでいない。
資料として、イブン・バトゥータの「大旅行記」を読んだり、勉強を始めたので、試験問題集をやり始めたり。それと、水泳に行き始めたので、帰ってくるとくたくたで、他のことをやるので精一杯。
ネタになる本を読んでいる時間がなかったため、来月も更新出来なさそうです…。二月までにやらなくてはいけないことも他に色々あるし、本当はもっと仕事もしたいし、水泳は面白いのでもっと泳げるようになりたいし、とやりたいことは盛りだくさん。もちろん読書も沢山したいのだが、何か読書は際限がないから…。

例えばここで、泳ぎ方の本など読んでご紹介すれば、このサイトには相応しいところなのだろうが、あいにくと読んでいない。もっと上手に泳ぐには、何か一冊読んで勉強した方がいいのかも。ストロークがなってないのでとても遅い上に、平泳ぎしか出来ないので、混んでいる時は大変迷惑な泳ぎなのである。
「恋愛と水泳は読むより実行あるべし」(私が勝手に作った金言です。)
この金言は男女の恋愛小説(とボーイズラブ)は苦手でほとんど読まないので、他人からお勧めされた時のいい訳用に今まで使っていたのだが、今度からここに水泳を付け加えることにしました。

イブン・バトゥータの「大旅行記」は非常に面白くて、まだ第一巻を借りたばかりで、読み終わってもいないのだが、それでもお勧め。
最近、あまり脳みそが活発でないので、こういった旅行記など読む余力はないのではないかと思っていたのだが、豈図らんや。普段は注釈等はあまり読まないのだが、これは注解も興味深く読んでいる(ので中々読み進められない)。
未だにメッカに到達しないのだが、これはもう、借りるより買った方がいいのではないだろうか、とちょっと思う。(進まないのは色々他の本を読んだりしているからなのだが。)

下の方でBrigitte Aubertの「TRANSFIXIONS」のことを書いているが、これも未だにちまちま読み途中。ふう。いつ読み終わるのやら。これなら翻訳を読んだ方が早いのだが、そこは勉強を兼ねているので、翻訳で読んでは意味がない。というわけで、いつまでも読み終わらない…。オベールの本は面白いんだけどねえ。中々進まないのでストレスが溜まる。

そう言えば、ガルシア・マルケスの「愛その他の悪霊について」を読了していた。マルケスは好きなのだが、これはあまり…。最初の方が冗長で、エピソードも何となく今までのように入ってこない。「エレンディラ」などはもっと衝撃を受けたものだが…。エレンディラを読んだ頃は若かったからなのか?

1月12日 
ちょこっと更新。来月はきちんと更新できるかなあ。
でもこの頁のスタイルも何とかしなくては。
今は勉強関連のものを読んでいるので、あまりちゃんとした読書の暇がない。いつまでたっても借りた本一冊も読み終われない。やれやれ…。何故こんなに時間がないんだろう?

1月1日 
年が明けてしまいました。

今年の読書関係の目標など。
1.今年はこのサイトを復活させること。
2.フランス語の本(小説など)買ってある本を最低でも5冊読むこと。
3.読後はメモを忘れずに。
4.抜書きノートをまたつける。(時々気に入ったフレーズなどを書きとめているのだが、忙しいとつい忘れてしまう)
5.本当に大事な本以外は買わないこと。(去年も誓ったが、一度しか読まないような本をまた買ってしまったので。)
6.アラビア語の本を一冊読む。一応子供向けの本が一冊あるのでこれを読むことを目標に…。

一年間でn冊、とかの目標は特に掲げないでおこうと思う。まずはメモをつけないと、読んだ冊数も分からないから。
仏語はやりつづけないととにかく鈍る一方なので、心がけて読むようにしよう。読むにしても辞書もきちんと引かないといけない。
アラビア語ももっと本腰入れないといけないし。
そう言えば、去年試みた速読もものになりませんでしたな。あの、フォト・リーディングは全然コツが分からなかった。速読に較べて全く進歩が実感できなかった。速読は多少続けると早く読めるのを感じるのだが、フォト・リーディングは全く駄目。講習とか行けばいいのか? でもそういうのにお金を払って駄目だったらとても嫌なので、自分でやってできなければ諦めた方がいいと思う。
にしても速読はやってみようかなと思う。効果があるのは分かっているのだから。

ついでに去年読んだ本の中でベストを上げると(ジョナサン・キャロルを除く)

エメ・セゼール「帰郷ノート」
詩と散文とが織り交ぜられ、セゼールが故郷マルティニークへの思いを綴る。
以下、続きは読書メモ

ミステリならサラ・ウォルターズ「半身」これはこのミスでも3位になっていたようですね。こういったテーマのものは時々あるが、後味が悪くて良かった(変な言い方だが)。舞台となった時代の設定が、ぴったり合っており、他の時代に移して書く事はできないと思わせるのもいいし、とにかく上手い。

そしてジョナサン・キャロルの中から選ぶなら…選べない…。でも「犬博物館の外で」「死者の書」というところか。
「炎の眠り」「沈黙のあと」はまだとっておいてあるので、今年読む予定。「炎の眠り」は15年前に読んだのだが、もう内容は忘れているので読むのが楽しみ。

12月5日 
キャロル熱は続く。
「空に浮かぶ子供」を読了。悲しい物語り。「死者の書」も読んだ後、悲しくて読み返す気になれなかったが、それでもふと、ぱらぱらとページを捲ってみたりする。
勿体無いので、距離を置こうと思うのだが、結局、本屋にあったキャロルの文庫は全て買い占めました。通っていた本屋の棚からすっぱりなくなりました。
後は単行本か…これは手に入らないのだ…。まあ単行本はじっくり買おう。
文庫でそろえ始めると、あまり単行本は買いたくない。文庫化されればいいのだけど。
それに新しい作品も出版して欲しい。2004年に出るらしいがどうなることか。

12月3日 
風邪が未だに直らず、あまり具合が良くない。
早く帰ろう、と思うが、定時で外に出ると、まだ本屋もやっている時刻だと思うとついつい本屋に行ってしまう。
そして足は自然と創元社文庫の棚へ…。
いやいや、そんなに連日買っていてはいけない。しかし、一冊くらいは。いやいや、どうせなら、二冊買おう。
という訳で、キャロルの本を手に取る。
それだけではなんとなく物足りない。しかし、熱が出てきたせいか、うろうろしているうちに段々眩暈がしてくる。
そこへ目についた「フランス切手」の本も何故か、手に取り、レジへ。
電車に乗って、一安心。
フランス切手カタログは見ていると中々面白い。フランス切手かあ。旧いフランス切手は独特の印刷が味わいがあって好きだ。頒布会もあるらしく、ちょっとそそられる。しかし、切手は集めようと思うと際限がないので、悩ましい。

そして本日のジョナサン・キャロル。
「我らが影の声」を先に読み始める。これは、まあ良くあるホラーと言った趣のある本。
彼の小説には、アフォリズムとでも言うのか、ユーモアや苦味のある金言がいくつもあって、それが面白い。

今日の購入書籍
「空に浮かぶ子供」ジョナサン・キャロル 創元推理文庫
「我らが影の声」ジョナサン・キャロル 創元推理文庫

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忙しいので読書メモより簡単に日記を不定期につけてみます。

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