黒田硫黄
はじめに
Q:この文書は何ですか?
A:この文書は、まんが家の黒田硫黄について、一般的によく聞かれる と思われる質問(Frequently Asked Question)に勝手に答えるものです。
ただし、この文書の著者 は、黒田硫黄を尊敬はしているものの、個人的には何の関係もありません。よって、このFAQの回答も(できるだけ正確を期するつもりではありますが)、その内容の一切を保証するものではありません。あしからず。 文中敬称略。
なお、この Wiki の文書はこちらから転載したものです。
問答集
Q: 黒田硫黄は何と読みますか?
A: くろだ いおう、と読みます。
Q: 黒田硫黄は男性ですか、女性で すか?
A: 男性です。
このような誤解を受けるのは、おそらく、「大日本天狗党絵詞」4巻の著者の写真 (これは恐らく黒田硫黄の悪ふざけ)か、第1短篇集「大王」所収の「まるいもの」における、 「クロダ」の描写、あるいはその繊細な作風によるものと推測されます。 また、このような誤解を元に書かれた(黒田硫黄を女性として紹介した) 書評記事も存在する(*1)ため、 混乱を助長しているようです。
(*1): 2002/3 に確認したところ、 リンク先が消えていました。とゆーわけで、Googleの cache から 掘り出してみました。ついでにローカルに 証拠保全。無断転載は禁じられているので公開はできませんが、該当部分 のみ引用しておきます。
このほど、黒田硫黄の初めての単行本『大王』が発売された。これを読むまで、黒田を男性だとばかり思っていた。黒田の描線が泥臭いまでに力強く、荒々しいものだったからだ。一般的な知名度はそれほどないが、さまざまな雑誌に掲載された作品は従来の「女性コミック」のワクを大きくはみ出しており、業界では黒田に対して並々ならぬ注目が集まっている。
こんな風に間違って紹介してしまうほど新しい作風だった、と好意 的に解釈しておくことにします。
Q: 黒田硫黄は何歳なの?出身地はどこですか?
A: 1971年1月東日本生まれ、だ そうです。
しかし、作家が自ら露出している場合を除いて、プライベートなこと をあれこれ詮策するのは、あんまり趣味がいいとは言えませんね。と、こ んなページを作っている人間が言ってもあまり説得力がないのですが。
Q: 黒田硫黄の公式ホームページはあります か?
A: 今のところ(2001年8月現在)無いように思えます。
が、黒田如何という方が作成している、大日本天狗党党本部というサイトが存 在します。 個人サイトとは銘打っていますが、黒田硫黄の書下しカットがあったりす るので、非常に作者に近いサイトだと勝手に想像します。また、ここから 辿ることができる天狗の戯れ事には、 過去黒田硫黄本人が登場したことがあったりしたので、 要チェックと言えましょう。
Q: 黒田硫黄のデビュー作は?
A: 『蚊 他3編』で、 1993年アフタヌーン四季賞、秋のコンテストで 大賞を受賞しています。(*2)
このうち1編を除いて、短篇集『大王』に収録 されています。
(*2): 93年春の大賞 は小原愼司、夏は沙村広明、秋の四季賞に冬目景二(冬目景)、冬の大賞に 五十嵐大介、佳作に真鍋昌平、とけっこうあたり年なのかも。
Q: どのような単行本が出版されて いますか?
A: 以下の単行本出版状況を参考にしてください。
ただし、『大合作』 はリストに入れていません。
単行本出版状況
2002年3月現在における、単行本出版状況の整理と、少しだけ感想を。 ネタバレはありません。
大日本天狗党絵詞
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代表作。黒い。ひたすら黒い。アフタヌーンで読んでいた頃は、手が真っ黒になったもんだ。しかし読め。基本。
大王
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オビのアオリが豪華なので引用。
これは見逃せない、マンガのネクストステージ! 大友克洋[黒田硫黄氏には、キャラクターやエロに隷属された漫画界にあって、真にセンス・オブ・ワンダーを持った作家である。] 寺田克也[ここにゃ「きれいな絵」も「きれいなハナシ」もねェぞ。「きれいなマンガ」があるだけだよ。] よしもとよしとも[これから騒がれるのは目に見えているが、この新しい才能を無視するマンガ評論家はとっとと廃業すべきだろう。]
第一短篇集。大友は黒田のまんがにエロが皆無だと言っているわけで はない。わたしなんかはむしろ、黒田の描く女の子のエロさにまず惹かれ たクチだったりするわけで。エロだけではないが、エロもある、と強調し ていきたい。
ネオデビルマン 3巻
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『デビルマン』をテーマにして、色々な作者によって描かれたアンソ
ロジーの第三弾。黒田硫黄の『ゼノンの立つ日』(54P)を収録している。
この54ページを読むためだけに買っても損はない、と思われるくらい
の名作。
茄子
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茄子をテーマにしたオムニバスまんが。作者も連載当時無謀な試みだ と自覚していたようだが、とにもかくにも3巻まで連載が続いたことは 喜ばしい限り。途中アフタヌーン誌上で、ネタ募集したりもしていたが、 結局採用されたのか、されなかったのか?以下各巻感想。
#1
アフタヌーン(講談社) に連載している作品の単行本化。あらゆる 茄子に関するオムニバス形式の物語。黒田硫黄的スターシステムで キャラクターに対する既視感はありあり。
オビがいかす。
「アンダルシアの夏」このおもしろさが判る奴は本物だ。宮崎駿
ジブリ日記でも、まわりの人間にすすめまくっている宮崎の姿が。 このアオリのおかげで後のアニメ化もなったか。
#2
タカハシいっぱい。『大王』の紹介のところでも書いたが、黒田硫 黄の描くぢょしこうせい(とゆーか女性全般か)はかなりエロい。な んでだろう。茄子ガールもエロいよな。 そんなおんなのこづくしなお話が多い中、異色とも言えるのが、『 東都早もの喰(ぐらい)』なんだが、これがまた身もふたもない話で 良い。映画的な見開きもすごくて、震えます。『アンダルシア』映 画化も良いが、これも映画化せんかのう。
#3
yet
黒船
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第二短篇集。雑誌に掲載された当時のものと較べてみると、結構描
き変えていたりするのがわかる。
小原愼司
原作で描いた『課外授業』は、Comic CUE 掲載時のとほほな感じのラスト
シーンの方が好きだなぁ、とヲハラ好きなわたしは思ったりした。
まぁ、2種類楽しめて嬉しい、ぐらいに思っておこう。
以下、 購入日の感想 を日記から引用。
表紙は…なんなんだろうね、コレ。本人が語っているところによると、
ソデまでひろげてみると、なんか不倫旅行っぽいぞ!というシカケが。
なるほど。わかったような、わからぬようなコメントだの。この「わかったような、わからぬような」というのが実は黒田作品の 通奏低音なのかも。割と長編な2作『鋼鉄クラーケン』『象の股旅』の冒険活劇ぶり、わかるんだけど、わかんないんだよなぁ。コミキューで読んでたので、今回改めて読みなおしたわけだけど、わからん。ただ帆船が描きたくて、ただ象が描きたかっただけなのかもしれない、とさえ思わせるよなぁ。話自体は面白いので、そーゆー裏読みみたいなことをしなければ、素直に楽しめるのかも。でも、この作家の作品で裏読みなしってありえるかい?
さて、今回収録されている中で好きなのは、『課外授業』かなぁ。もちろん、「俺は教えることはなんにもないよ」って言いきっちゃう先生とつきあってるんだけど、突然宇宙人がやってきて変ってしまって(体重1007kg!!)、それでもそんな先生のことが好きで、ああなんか噛み合ってないなコイツら、つーか元から噛み合ってないだろ的な『わたしのせんせい』も素晴しいのだけれど、 小原愼司原作の『課外授業』も好きだなぁ。ヲハラさん、最近見かけないけど、どこかで描いてるのかしら。最後にお見かけしたのは『女神調書』…だったような。それはいいとして、『課外授業』はうっかり死んじゃった女の子が、幽霊になってでてくる話なんだけど、
わたしかわいそう若くてかわいいのに
ってゆー台詞がすごいね。これだけ書くとふつう、でもそれが語られているシチュエーション、そして表情。なんだこれは、って思いますよ。わからん。てゆーか、これはヲハラ節なんだろうけど。まぁ、読んでみて。
そもそも黒田硫黄に魅かれた理由つーのは、そんなコムツカシイ話なんぞはどーでもよく、ただ単純に「描かれている女の子がミョーにかわいい」というものでした。それは、昔も今も変わらず。やはり幸南に代表されるような、守ってあげたくなるような女の子を描かせると、なんかイヤラシ(誉めてます)くていいかんじなのね。このかんじが続く限りはファンでありつづけますよ。
セクシーボイス アンド ロボ
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コミック IKKI(小学館)連載。一話完結で、14歳!の女スパイ( コードネーム: セクシーボイス)の活躍を描く。などと紹介してみると、 すごく荒唐無稽な話のように思えるのだが、実際荒唐無稽だ。サッカーの 話なんぞは、あの見開きページが描きたかっただけなんじゃなかろうかと、疑いたくなる。
第1巻は、特製ステッカーと、3ページの描きおろしつき。描きおろしは、第1話直前のニコ。第2巻、暗黒面へとストーリーが向かいつつあるところで 残念ながら連載が中断している。噂では小学館と講談社の綱引きみたいな ことらしいが、一読者としてはそんなことはどーでもいいので、 早く環境を整えて作品を描いていただきたいと切に願うところ。
ちなみに、本作品は、平成14年度文化庁メディア芸術祭大賞(マンガ部門)を 受賞 。作者コメントは面白くもなんともないな。
映画に毛が3本!
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映画鑑賞記。ヤンマガアッパーズに連載。
ユリイカ2003年8月号
貴重なインタビュー等、ファンなら必読。
$Id: %25B9%25F5%25C5%25C4%25CE%25B2%25B2%25AB 245 2005-03-29 12:04:43Z palace $

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