レヴュー: 『CPUの創り方』



諸元

著者
渡波郁
イラスト
須田都
發行
毎日コミュニケーションズ 2003年
購入日
平成15年10月12日

當時、ブーム的に刊行されてゐた、「萌え」な「教本」の一册。

尤も、萌え要素は、表紙や插繪程度で、本文は、平易な文章で記された、普通に眞つ當な囘路の話である。裝幀を變へたら、ごく普通の技術書として通る。

當時、評者は、プロセッサ關係のことをしてゐたので、素人向けでも、教育宣傳用に利用可能と思つて購入した。讀んでみると、思つたよりもしつかりした内容であつた印象が殘つてゐる。學部時代の實驗と似たやうな話が詰まつてゐて、結構好い加減に實驗の授業を受けてゐたと反省すらさせられた(汗)

一通り目を通した程度であるが、時間をつくつてじつくり讀み込んでみたい内容があると感じた。機會があれば、半田ごてを握つて何か拵へてみたら面白さうだと思はされもした。尤も、思つただけで、實行には結局未だに至つてゐない。

CPUがどういふ仕組みで出來てゐるのか知りたい向きには、お薦め出來る一册である。勿論、本書を片手に、實際につくつてみるのも大いにありだと思ふ。


他による紹介・評價


註記

本文書は、平成15年當時の文書を基に、平成20年3月25日に書き直したものである。



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