釆 - 漢字私註

説文解字

釆
辨別也。象獸指爪分別也。凡釆之屬皆从釆。讀若辨。
釆部
𠂠
𠂠あるいは𠂟に作る。
古文釆。

康煕字典

部・劃數
部首
古文
𤓳

『唐韻』蒲莧切。本字。『說文』辨別也。象獸指爪分別也。『六書正譌』本獸指爪、借爲別辨字。凡審、釋、悉、番之類从此。

部・劃數
爪部三劃

『玉篇』古文字。註詳部首。

異體字

古文の或體。

古文の或體。

音訓

ハン(漢) ベン(呉) 〈『廣韻・去聲・襇・瓣』蒲莧切〉
わかつ

解字

白川

象形。獸爪の形に象る。下に掌の形の田を加へると番となり、掌肉を膰といふ。

説文解字に辨別するなり。獸の指爪の分別するに象るなり。とし、讀みて辨の若くすといふ。

古文の形は平に似てゐるが、釆は獸爪の間に肉のある形。獸爪を以て物を裂くので、分別の意がある。

藤堂

象形。十印の四方に種を撒き散らすさまを描いたもの。播の原字。その下にを加へて、田に種を播くことを表したのが番字で、のち播と書く。

また(ばらばらに分ける)とも同音。

書・堯典平章百姓(百姓と平章にす)の平は、釆の誤寫。

漢字多功能字庫

金文の構形初義は不明。張世超らは、釆はと數點に從ひ、數點は穀粒種子に象り、土を耕し種を播く意と解き、播種の播の初文とする。後にを加へて播に作る。

金文では人名に用ゐる。

屬性

U+91C6
JIS: 1-40-48
𤓳
U+244F3
𠂠
U+200A0
𠂟
U+2009F

關聯字

釆に從ふ字