囟 - 漢字私註

説文解字

囟
頭會、匘蓋也。象形。凡囟之屬皆从囟。
囟部
𦞤
或从
𠙷
古文囟字。

康煕字典

部・劃數
囗部三劃
古文
𠙷
𦞤
䪿

『廣韻』息晉切『集韻』思晉切、𠀤音信。『說文』頭會腦蓋也。象形。『魏校曰』頂門也。子在母胎、諸竅尚閉、唯臍內氣、囟爲之通氣、骨獨未合。旣生、則竅開、口鼻內氣、尾閭爲之洩氣、囟乃漸合、隂陽升降之道也。『方書』頂中央旋毛中爲百會、百會前一寸半爲前頂、百會前三寸卽囟門。

又『集韻』息忍切、信上聲。又息利切、音四。義𠀤同。

部・劃數
凵部二劃

『玉篇』古文字。註見囗部三畫。

部・劃數
頁部六劃

『集韻』古作䪿。註詳囗部三畫。

部・劃數
頁部十劃

『集韻』古作顖。註詳囗部三畫

音訓

シン(漢、呉) 〈『廣韻・去聲・震・信』息晉切〉[xìn]{seon3}
シ(漢、呉) 〈『集韻』息利切、音四、去聲〉
ひよめき。をどりこ。

解字

白川

象形。頭のはちの形に象る。

『説文解字』に頭會、匘蓋なりとあり、頭骨の覆蓋の縫合部。幼兒のときには柔らかく、ひよめき、をどりこと呼ばれる。

字はまた𦞤、𠙷に作る。

藤堂

象形。頭蓋骨の上の割れ目を描いたもの。

思(頭と心で考へる)や細(絲や囟門の隙間のやうに細い)に含まれる。

漢字多功能字庫

甲骨文、金文は、嬰兒の頭頂骨の隙間の未だ合はざるところを象る。頭頂部の前方の正中の部位に在り、腦門のことで、また囟腦門兒と稱する。思は、囟に從ふ字で、に從ふ字ではない。

甲骨文では語氣の副詞に用ゐ、これは話者が述べるところの命題に對して情理の面から作出する一種の推測あるいは推斷で、義は應や當である(沈培)。

金文での用義は次のとほり。

戰國竹簡での用義は次のとほり。

屬性

U+56DF
JIS: 2-4-53
𠙷
U+20677
䪿
U+4ABF
U+9856
JIS: 1-93-94

関聯字

囟に從ふ字

囟聲の字