比 - 漢字私註

説文解字

比
密也。二人爲从、反爲比。凡比之屬皆从比。
比部
夶
古文比。

康煕字典

部・劃數
部首
古文
𣬅

『廣韻』𤰞履切『集韻』『韻會』補履切『正韻』補委切、𠀤音匕。校也、𠀤也。『周禮・天官』凡禮事、贊小宰、比官府之具。《註》比、校次之、使知善惡足否也。『儀禮・大射儀』遂比三耦。《註》比、校也。『齊語』比校民之有道者。

又類也、方也。『禮・學記』比物醜類。《疏》謂以同類之事相比方、則學乃易成。『韓詩外傳』高比、所以廣德也。下比、所以挾行也。比於善、自進之階。比於惡、自退之原。

又『詩』有比體。『毛詩序』詩有六義。一曰風、二曰賦、三曰比、四曰興、五曰雅、六曰頌。鄭司農云、比者、比方於物、諸言如者、皆比詞也。比之與興、同附託外物、比顯而興隱。

又比例。『禮・王制』必察小大之比以成之。『鄭註』已行故事曰比。比、例也。『後漢・陳忠傳』父寵在廷尉、上除漢法溢於甫𠛬者。未施行、寵免、後忠略依寵意、奏上二十三條、爲决事比。《註》比、例也。

又綴輯書史曰比。『前漢・儒林傳』公孫弘比輯其義。『唐藝文志』𤣥宗命馬懷素爲修圖書使、與褚無量整比。

又諡法之一。『左傳・昭二十八年』擇善而從之曰比。『詩・大雅』王此大邦、克順克比。《註》比、必里反。【正義】引服䖍云、比方損益古今之宜而從之也。

又比部、官名。取校勘亭平之義。卽今𠛬部。『正韻』音皮、誤。

又水名。『前漢・地理志』南陽郡有比陽縣。應劭曰、比水所出、東入蔡。

又『集韻』『正韻』𠀤普弭切、音諀。與同。治也、具也。『周禮・春官』大胥比樂官。《註》錄具樂官也。與庀通。

又『廣韻』『韻會』毗至切『集韻』毗義切『正韻』毗意切、𠀤音避。『爾雅・釋詁』比、俌也。『郭註』俌、猶輔。『易・比卦・彖辭』比、輔也、下順從也。『卜氏傳』地得水而柔、故曰比。

又親也、近也。『周禮・夏官』形方氏使小國事大國、大國比小國。《註》比、猶親也。

又和也。『周禮・春官』𥰫人辨九𥰫之名、六曰巫比。《註》巫讀爲筮、比謂筮與民和比也。

又近鄰之稱。『周禮・地官』五家爲比、使之相保。五比爲閭、使之相受。

又案比。『周禮・地官』小司徒掌九比之數、乃頒比法於六鄕之大夫、及三年、則大比。『又』鄕大夫大比考其德行道藝、而興賢者能者。《疏》三年一閏、天道有成、故每至三年則大案比。

又及也。『詩・大雅』比于文王、其德靡悔。《註》比于、至于也。『前漢・高帝紀』自度比至皆亡之。

又頻也。『禮・王制』比年一小聘。『漢志』比年、猶頻年也。又比比、猶言頻頻。『前漢・成帝紀』郡國比比地動。

又𠀤也。『書・牧誓』比爾干。『正義』楯則𠀤以扞敵、故言比。『史記・蘇秦傳』騎不得比行。

又齊也。『詩・小雅』比物四驪。《註》比物、齊其力也。

又偏也、黨也。『書・洪範』人無有比德。『正義』人無阿比之德、言天下衆民盡得中也。『論語』君子周而不比。『鄭註』忠信爲周、阿黨爲比。

又從也。『論語』義之與比。『朱註』比、從也。『晉語』事君者比而不黨。《註》比謂比義。

又合也。『禮・射儀』其容體比於禮、其節比於樂。《註》比、親合也。『漢・劉歆・移太常博士書』比意同力、冀得廢遺。『師古註』訓合。

又密也。『詩・周頌』其比如櫛。

又比余、櫛髮具。『史記・匈奴傳』漢文帝遺單于比余。『漢書』作比疎。『廣雅』比、櫛也。『蒼頡篇』靡者爲比、麤者爲疏。今亦謂之梳。『顏師古・急就篇註』櫛之大而麤、所以理鬢者、謂之疏、言其齒稀疏也。小而細、所以去蟣蝨者、謂之比、言其齒密比也。皆因其體以立名。

又矢括曰比。『周禮・考工記』矢人爲矢、夾其隂陽以設其比、夾其比以設其羽。『鄭司農註』比、謂括也。

又『揚子・方言』比、代也。

又『廣韻』『集韻』『韻會』𠀤必至切、音畀。近也。倂也、密也。義同。

又『正韻』兵媚切、音祕。先也。『禮・祭義』比時具物、不可以不備。『鄭註』比時、猶先時也。比、必利反、又甫至反。

又『廣韻』房脂切『集韻』『韻會』頻脂切『正韻』蒲麋切、𠀤音毗。和也。一曰次也、𠀤也。比鄰、猶𠀤鄰。『杜甫詩』不敎鵝鴨惱比鄰。

又比蒲、地名。『春秋・昭十一年』大蒐于比蒲。

又臯比、虎皮也。『左傳・莊十年』蒙臯比而先犯之、後人以爲講席。『戴叔倫詩』臯比喜接連。『朱子・張載銘』勇撤臯比。

又師比、胡革帶鉤也。『戰國策』胡服黃金師比。通作紕。

又『唐韻』毗必切『集韻』『韻會』簿必切『正韻』簿密切、𠀤音邲。比次也。『增韻』比比、猶總總也。『張九齡荔枝賦』皮龍鱗而騈比。『顧况・持斧章』榱之斯密、如鱗櫛比。皆讀如邲。又『莊子・齊物論』人籟則比竹是矣。李軌讀。

『說文』二人爲从、反从爲比。

部・劃數
大部三劃

『集韻』古作夶。註詳匕部二畫。

第二句「匕部二畫」は(比部)部首の誤り。

部・劃數
比部四劃

『玉篇』古文字。註見部首。

音訓

(1) ヒ(漢、呉) 〈『廣韻・上聲・旨・匕』卑履切〉
(2) ヒ(漢) 〈『廣韻・去聲・至・鼻』毗至切〉〈『廣韻・去聲・至・痹』必至切〉
(1) くらべる(比較)。なぞらへる(比喩)。ためす(比例)。たぐひ(比類)。わりあひ(比率、比例、比重)。
(2) したしむ。たすける。くみする。したがふ。およぶ。あふ。あはせる。ならぶ。ならべる。しきりに(比比)。ころ(比來)。ころほひ。

解字

白川

會意。二相竝ぶ形。左向きは。右向きは比で比親の意となる。

論語・爲政君子周而不比(君子は周して比せず)とは私親の意。

金文に「左比」「右比」のやうに、比助の意に用ゐる。

相竝ぶ意より比較の意となり、比類、比倫といひ、また相從ふ意となる。

藤堂

會意。が二人くつついて竝んだことを示す。

落合

甲骨文のの異體に、二から成る形があり、後に分化した。甲骨文では區別がなく、同じ意味で使はれてゐる。

漢字多功能字庫

甲骨文、金文は、二に從ひ、二人が(橫に)竝ぶ形に象り、竝列の意。比との字形は近く、比の人の形は大多數が右を向き、从字は大多數が左を向くことにより分別する。甲骨文の比字の下部は比較的に彎曲してゐる(屈萬里)。

甲骨文での用義は次のとほり。

早期金文でもまた通じて妣となし、甲骨文と用法は同じ。また人名に用ゐ、また輔佐を表す。班簋以乃𠂤(師)左比毛父

屬性

U+6BD4
JIS: 1-40-70
當用漢字・常用漢字
U+5936
JIS X 0212: 24-80
𣬅
U+23B05

関聯字

比に從ふ字

比聲の字