玆 - 漢字私註

説文解字

玆
黑也。从二。『春秋傳』曰、何故使吾水兹。
第二句の段注に見『左傳・哀八年』。『釋文』曰、玆音玄。本亦作滋。子絲反。濁也。『字林』云、黑也。按宋本如是。今本玆滋互易。非也。且本亦作滋。則仍胡㳙切。不同水部滋水字子絲反也。陸氏誤合二字爲一。といふ。
玄部

康煕字典

部・劃數
玄部五劃
古文
𢆶

『廣韻』子之切『集韻』『韻會』津之切『正韻』津私切、𠀤音孜。『說文』黑也。『玉篇』濁也、黑也。或作𪑿滋。『左傳・哀八年』何故使吾水滋。《註》滋、本又作兹。子絲反。【字林】云、黑也。

又姓。『左傳・定十年』孔子使兹無還揖對。

又『說文徐鍇註』借爲兹此字。『爾雅・釋詁』此也。『書・大禹謨』念兹、在兹。○按『爾雅』『尚書』本作兹。『正字通』仍『韻會』之譌、攺入兹字註、反駁从玄之非、誤。又引孫氏說、今年亦曰今兹、从艸木兹生紀也、尤鑿。

又神名。『山海經』西海陼中有神、人面鳥身、珥兩靑蛇、踐兩赤蛇、名曰弇兹。

又『廣韻』『集韻』𠀤瑚涓切、音懸。黑也。『左傳・哀八年釋文』兹、音玄。

〇按兹、玆二字、音同義別。从玄者、子之、瑚涓二切、訓黑也、此也、姓也。从艸者、子之、牆之二切、訓艸木多益也、蓐也、國名。今各韻書互相蒙混、如『廣韻』『韻會』兹字訓國名、『集韻』兹字訓蓐也、『韻會』『字彙』『正字通』兹字訓此也、非當時編輯之譌、卽後人刊刻之誤。『正韻』有玆無兹、合玆、兹二字訓義爲一、尤爲疎漏。今从『說文』幷各書、重爲訂正。

部・劃數
黑部十劃

『廣韻』子之切『集韻』津之切、𠀤音兹。『廣韻』染黑。『集韻』深黑色。『正字通』本作。俗加黑。

音訓

(1) クヱン(漢) 〈『廣韻・下平聲・先・玄』胡㳙切〉
(2) シ(漢、呉) 〈『廣韻・上平聲・之・兹』子之切〉
(1) くろい
(2) この。これ。ここに。

音義(2)はとの混用による。

解字

白川

を竝べた形で黑の意。

藤堂

會意。(くろい、くらい)を二つ合はせたもの。

屬性

U+7386
JIS X 0212: 43-49
𪑿
U+2A47F

関聯字

は別字だが、字書にも混同が見える。