𦥑 - 漢字私註

説文解字

𦥑

叉手也。从𠀉彐。凡𦥑之屬皆从𦥑。居玉切。

𦥑部

説文解字注

𦥑

叉手也。《又部》曰「叉、手指相錯也。」此云叉手者、謂手指正相向也。

从𠀉彐。此亦從𠂇而變之也。居玉切。三部。

凡𦥑之屬皆从𦥑。

康煕字典

部・劃數
臼部(一劃)

『集韻』拘玉切、音拲。音1叉手也。

又『玉篇』古文字。音2註詳勹部六畫。

音訓義

キョク(漢) コク(呉)⦅一⦆
キク(漢)(呉)⦅二⦆
官話
⦅二⦆
粤語
guk1⦅二⦆

⦅一⦆

反切
廣韻・入聲・燭・輂』居玉切
集韻・入聲上・燭第三・𦥑』拘玉切
『五音集韻・入聲卷第十三・燭第三・見三輂』居玉切
聲母
見(牙音・全清)
等呼
日本語音
キョク(漢)
コク(呉)
手を拱く。
『廣韻』𦥑: 斂手。
『集韻』𦥑: 拘玉切。『說文』叉手也。文二十五。
『康煕字典』上揭

⦅二⦆

反切
廣韻・入聲』居六切
集韻・入聲上屋第一』居六切
『五音集韻・入聲卷第十三・屋第一・見三菊』居六切
聲母
見(牙音・全清)
等呼
官話
粤語
guk1
日本語音
キク(漢)(呉)
兩手で物を持つ、捧げる、奉る。
手を拱く。
と通用する。
『廣韻』𦥑: 兩手奉物。
『集韻』𦥑: 『說文』叉手也。
『康煕字典』上揭

解字

白川

象形。左右の手を合はせた形。

『説文解字』に叉手なりとするが、左右の手で物を持つ意。

『玉篇』に𦥑をの古文とする。𦥑は前方に物を抱きかかへる形。匊は掬ひ取るやうな形をいふ。

藤堂

象形。兩手の向き合ふさまを描いたもの。

落合

左右の手の形で、手の側面形であるを二つ用ゐた形。甲骨文では單獨の字としては見えない。

漢字多功能字庫

雙爪の形に象る。『説文解字』叉手也。(後略)

屬性

𦥑
U+26951
JIS: 2-85-58

関聯字

𦥑に從ふ字を漢字私註部別一覽・爪部・𦥑枝に蒐める。