迴 - 漢字私註

康煕字典

部・劃數
辵部・六劃

『正韻』胡瑰切。與同。

又『廣韻』『集韻』『正韻』𠀤胡對切、音潰。『廣韻』曲也。『正字通』古無迴字。蓋回卽字。水囘爲囘、後人欲別之加辶。當作𮞉

異體字

或體。

或體。

音訓

クヮイ(漢) ヱ(呉) 〈『廣韻・上平聲・灰・回』户恢切〉
めぐる。まはる。まがる。

解字

白川

形聲。聲符は

迴、はともに説文解字に見えず、回と同義の字であらう。は延、など、儀禮の場所やその建造物を示し、聖所を區劃する意。迴はその行動を示す動詞的な字。いづれも回の限定的な用法の字であらう。

語彙には迴、廻いづれの字をも用ゐる。

藤堂

と音符(まはる)の會意兼形聲。

漢字多功能字庫

の表す意義は多く、後に分化した迴字がぐるぐる回る意を表す。

また迂迴、曲折を表す。

また轉回、歸還、返答の意を表す。

迴のそれぞれの意にはいづれも迴、回を用ゐることができる。

屬性

U+8FF4
JIS: 1-77-79
U+9025
𮞉
U+2E789