畐 - 漢字私註

説文解字

滿也。从省、象高厚之形。凡畗之屬皆从畗。讀若伏。
畗部

康煕字典

部・劃數
田部四劃

『廣韻』『集韻』𠀤房六切、音伏。『說文』滿也。从高省、象高厚之形。

又『集韻』芳六切、音蝮。又『廣韻』芳逼切『集韻』拍逼切、𠀤音堛。義𠀤同。

又『集韻』方六切、音福。與幅同。布帛廣也。

部・劃數
田部五劃

『集韻』答、古作畗。註詳竹部六畫。

又『五音集韻』古文福字。註詳示部九畫。

音訓

(1) フク(漢) 〈『廣韻・入聲・屋・伏』房六切〉 ヒョク(漢) 〈『廣韻・入聲・職・堛』芳逼切〉
(2) フク(漢) 〈『集韻』方六切、音福〉
(1) みちる
(2) はば

解字

白川

象形。酒樽など下部に膨らみのある器の形を象り、盈滿の意がある。脚のないをいふとする説がある。

方言・六』に悀、偪、滿也。凡以器盛而滿謂之悀腹滿曰偪。(偪は滿つるなり。〜腹の滿つるを偪といふ。)とあり、畐聲の字にみなその意がある。

藤堂

象形。一杯酒を詰めた德利狀の器を描いた字。

畐は容器の名。脚のない

落合

注ぎ口のある酒樽の象形。を加へた福と同じ。(補註: 落合は甲骨文の畐と福を同字の異體とする。)

漢字多功能字庫

甲骨文、金文は、酒罈の形を象る。朱芳圃《殷周文字釋叢》字象長頸鼓腹圜底之器。本義は酒器。

また福の初文。後にを加へて福字をつくる。

甲骨文では祈願の詞に用ゐる。

金文での用義は次のとほり。

小篆は畗につくる。

屬性

U+7550
JIS: 2-81-27
U+7557

関聯字

畐聲の字