包 - 漢字私註

説文解字

象人褢妊、在中、象子未成形也。元气起於子。子、人所生也。男左行三十、女右行二十、俱立於巳、爲夫婦。褢妊於巳、巳爲子、十月而生。男起巳至寅、女起巳至申。故男秊始寅、女秊始申也。凡包之屬皆从包。
包部

康煕字典

部・劃數
勹部三劃

『廣韻』布交切『集韻』班交切、𠀤音苞。『說文』包、象人褱姙。已在中、象子未成形也。元氣起於子。子、人所生也。男左行三十、女右行二十、俱立於巳、爲夫婦褱姙於巳。巳爲子、十月而生、男起巳至寅、女起巳至申、故男年始寅、女年始申也。

又容也。『易・泰卦』九二包荒、用馮河。

又裹也。『書・禹貢』包匭菁茅。『禮・樂記』倒載干戈、包以虎皮。又『前漢・班固敘傳』包漢舉信。《註》劉德曰:包、取也。

又通作苞。叢生也。『書・禹貢』草木漸包。

又姓。『廣韻』楚大夫申包胥之後。漢有大鴻臚包咸。

又山名。『山海經註』吳縣南、太湖中包山下有洞庭穴、號爲地脈。

又『集韻』『正韻』𠀤蒲交切、音咆。『集韻』匏亦作包。

又庖通作包。『易・姤卦』包有魚。『繫辭』古者包犧氏之王天下也。

又『韻補』房尤切、音浮。地名。春秋、公及莒人盟于包來。左氏作孚。通雅、古呼包如孚、脬與胞、桴與枹、莩與苞、浮與抱之類、同原相因、故互通。

又叶補苟切、褒上聲、裹也。『詩・召南』野有死麕、白茅包之。有女懷春、吉士誘之。

音訓

ハウ(漢) ヘウ(呉)
つつむ。つつみ。いれる。をさめる。ふくむ。みごもる。

解字

白川

象形。人の腹中に胎兒のある形を象る。

説文解字に十二支との関聯を説くが、關係のないことである。

うちに包藏する意より、包括、包圍の意となる。

藤堂

象形。身體の出來かけた胎兒()を、子宮膜の中に包んで身籠もるさまを描いたもの。胞の原字。

落合

つつむ意に用ゐるの繁文。

漢字多功能字庫

金文はに從ひ勹亦聲。巳は未だ形成らざる子。勹は胎衣。包は胎兒が胎衣の中にある形を象り、本義は包孕。包は胞の初文(林義光、馬敍倫、楊樹達)。

小篆は金文の形を承ける。本義の包孕より、包裹、包括、包含などの義を派生する。

金文では苞苴を表すと疑はれる。牧簋令女(汝)辟百寮(僚)、有冋(尚)事包、廼多亂。包は苞苴を指し(郭沫若)、饋贈、賄賂のこと。全句で、汝に百官を管理することを命ず、賄賂を以て良い情況にしようとする者があるやうで、屹度多亂であらう、の意。

漢帛書では包圍を表す。《馬王堆帛書・戰國縱橫家書》第230行秦以三軍功(攻)王之上常(黨)而包其北。「包其北」は、その北面を包圍するの意。《馬王堆・老子乙本卷前古佚書》第168行盈四海之內、又包其外。は、四海の内に充滿し、また四海の外を包圍するの意。

屬性

U+5305
JIS: 1-42-81
當用漢字・常用漢字

関聯字

包聲の字