娯樂系感想等: この素晴らしい世界に祝福を! 2 #3

國家豫算竝の借金を背負つたカズマ達は生活苦に耐へかね、ギルドのお姉さんにリークして貰つた情報を頼りにダンジョンを探索することに。ダクネスは依然として歸つてこないが構はずダンジョン探索に。

とはいへ足手纏ひになりさうといふことで、駄女神も爆裂娘も待機を指示されたわけだが、そんなことで大人しく待つ駄女神ではなかつた。女神の能力を發揮してカズマに附いてきた。思へば彼らがダンジョンに潛るところを初めて見た氣がする。冒險者つて何なんだらうな。

我等が駄女神アクア樣は、時折女神らしく死者を成佛させたり、駄女神らしく羂に引つ掛かりさうになつたり、ターンアンデッドを放つたり、花鳥風月を使つたり、ゴッドブローを放つたりして、進路を切り開くのであつた。何だらうなあ、このギャップ。尤も、神樣といふのはそもそもさういふものなのかも知れないが。あと、女神なのに成佛させるつてどういふことなの、みたいなことを思はぬでもない。あんまり深入りするとエンタテインメントを愉しめなくなるので程々の所で割り切るわけだがw ともかく、アクシズ教徒としては、女神なところと駄女神なところがころころ入れ替はる樣を視たり聽いたりするにつけ、にやにやを留めることが出來なかつた。

ダンジョンの主のキールを淨化するあたりはとても良かつたのだが、そんなところでエピソードが終るこのすばではない。駄女神はいつぞやのやうにアンデッドに集られ、這ふ這ふの體でダンジョンから脱出した。本當、あのあたりのカズマとアクアの遣り取りは、狎れきつた感だけで出來てゐるやうに感じる。其の後のギルドでの亂癡氣騷ぎからの駄女神のリバースで締めとか、もう、ね……。

今回一番可哀相だつたのは、カズマでもアクアでもゆんゆんでもなく、パンツを取られるために登場したやうにしか見えないクリスだと思ふw