娯樂系感想等: WWW.WORKING!! #7

前半は進藤が可哀相なお話。姫ちやんに與へられた寶籤が當たりの番號だつたので、進藤はえらく舞ひ上がるが、それによつて引き出された鎌倉の反應に一轉日和るあたりがお人好し過ぎた。それとも今まで餘程怖い目に遭つてきてトラウマがしつかり魂に燒き込まれてゐる所爲なのか。鎌倉も前回の鬼の如き恐ろしさは持たず、肝腎なところでデレを見せてしまふ(見やうによつては)可愛い生き物に成り下がつてゐたけれども。幾ら言葉が通じてゐないとはいへ、鎌倉を笑顏であしらへる斉木が強い。なほ、寶籤が結局どうなつたかについては、原作を讀むかアニメを見るかして欲しい。ネタバレは良くないものね。

後半可哀相だつたのは宮越なのか東田なのか。宮越が懲りずにチョコレート(毒物)を持つてきたが、東田は今度こそはつきり斷つた。その情熱には多少の同情があるものの、製造過程にこれつぽつちも同情の餘地がないのは、村主が思つた通り。思ひ詰めてなのか、たうとう自分でチョコを食べた宮越は、バレンチヌス樣(ミニサイズ)と邂逅。宮越とバレンチヌス樣のやりとり、宮越の雜さとバレンチヌス樣のうざさが良く出てゐたよなあ。

宮越がなかなか目を覺まさないので、東田は迎へに行くべく毒物を口に。何だかんだでこいつも甘いw 御陰で心配させられた永田が怒つたのは當然といふより、寧ろ遲すぎたくらゐだが、困つてオロオロしてゐるだけではない永田が動いて言葉を發してゐるところはなかなか良かつた。