説文解字私註 寸部

十分也。人手卻一寸、動𧖴、謂之寸口。从又从一。凡寸之屬皆从寸。
廷也。有法度者也。从寸之聲。
帥也。从寸、𤖕省聲。
𢒫
繹理也。从工从口从又从寸。工、口、亂也。又、寸、分理之。彡聲。此與𤕦同意。度、人之兩臂爲尋、八尺也。
六寸簿也。从寸叀聲。一曰專、紡專。
布也。从寸甫聲。
導、引也。从寸道聲。

寸部 舊版

を參照のこと。

《説文解字本文》廷也。有法度者也。从聲。
[解字:白川]寸は物を持つ形。之聲。持の初文。
[解字:藤堂]寸と之の會意。侍や待の原字とする。
[解字:漢字多功能字庫]金文はに從ひ之聲。本義は、握り持つこと。持の初文。
後に役所の意で用ゐ、更には佛寺の意に轉じた。
康煕寸部
當用漢字・常用漢字

《説文解字本文》帥也。从、𤖕省聲。
《康煕古文》𢪇
《音》シヤウ。サウ。
《訓》ひきゐる。まさに。
[解字:白川]と肉と寸の會意。爿は脚のある几で、その上に肉を置いて奬め神に供へることを表し、祭肉を攜へ軍を率ゐる將帥を指す。
[解字:藤堂]爿と肉と寸の會意、爿は亦た音符。爿は長い意を含み、中指を古く將指といふ。轉じて、手で物を持つ、長となり率ゐるなどの意味を派生。
[解字:落合]甲骨文は爿と又の會意字、或は爿と肉の會意字。爿は亦た聲符。籀文で兩者を併せ、現用の形となる。祭祀の樣子を表してゐる。將帥の意は恐らく假借義。
[解字:漢字多功能字庫]戰國期の字は、肉と又に從ひ爿聲。本義は陳列、進獻。
康煕寸部
當用漢字・常用漢字《漢字表字體》将 《人名用許容字體》將

《説文解字本文》𢒫 繹理也。从工从口从又从。工、口、亂也。又、寸、分理之。彡聲。此與𤕦同意。度、人之兩臂爲尋、八尺也。
《康煕古文》𡬻
《簡体字》寻
《訓》たづねる。ついで。ひろ。
[解字:白川]と右の會意。左手に呪具の工を、右手に祝告の器を表す口を持つ形で、神に祈り、神の所在を尋ねるときに、左右に呪器、祝告を持つて問ふ。
[解字:藤堂]左と右と寸の會意。兩手を伸ばした長さを表す。また、兩手で長さを測り、分からない寸法をさぐること。
[解字:落合]甲骨文は、兩手で器物に置いた物の長さを測る樣子を表した字。器物を略した異體字もある。
[解字:漢字多功能字庫]甲骨文や金文は、二に從ひ、兩腕を開き長さを測る形に象る。本義は長さの單位。篆文は左と右を合成した會意字。
康煕寸部
當用漢字・常用漢字

《説文解字本文》六寸簿也。从叀聲。一曰專、紡專。
《康煕古文》𠧡𠧢𡴁
《簡体字》专
寸と叀の會意。また叀は聲符を兼ねるとも。
康煕寸部
當用漢字・常用漢字《漢字表字體》専 《人名用許容字體》專

《説文解字本文》布也。从聲。
《音》フ
《訓》しく
敷の初文。
康煕寸部

《説文解字本文》導𡭎導、引也。从道聲。
《音》ダウ
《訓》みちびく。をしへる。
康煕寸部
當用漢字・常用漢字