正假名遣普及委員會近畿支部

はじめに

今日の「現代仮名遣」や「常用漢字表」に基づく國語表記は實に下らない。そもそも間違つた前提でつくられた規則で、其の中身も碌なものではないのだから、下らなくなるのは當然なのだが。こんなものどもに眞面目に付き合ふ必要などないと確信し、歴史的假名遣や正漢字を使ふやうになつてから年月はそこそこに經過した。

『正かなづかひ 理論と實踐』にも毎度文章を呈してゐたが、あまり賣れないみたいでたうとう休刊になつた。今度は『みんなのかなづかひ』らしい。創刊準備號にも創刊號にも寄稿したが、こちらもどうなるのかは分からない。なるべく面白いものになつてなるべく多くの人々に手にとつてもらへるものになれば良いと思つてゐる。

歴史的假名遣の讀み書きはそんなに難しくない。讀み難いといふのは單なる先入觀であるか、假名遣以外の讀み辛い理由が存在してゐるか、いづれかである。内容そのものが難しい場合、文章が下手糞である場合、文體や語彙に慣れてゐない場合、漢字が難しい場合、何を思つたのか漢字で書いた方が讀み易い語まで假名で書いてある場合、假名遣とは關係なく、其の文章は読み難いであらう。假名遣程度のことで讀み辛いとか何とか言ふのは、單なる甘つたれであると斷ずる。

書く方もそこまで難しくない。計算機で入力をするにしても、最近はATOKの文語モードとか、Google日本語入力用の辭書ファイルとか、手段は色々と出回つてゐる。個人的には、Android版ATOKでも文語モードを使へるやうにしてくれないかなあ、と思つてゐるのだが、どうなることやら。或はPC版の辭書ファイルを其の儘使へるやうにしてくれるだけでも良いのだけれど。

淺薄な現代の國語表記に安住してゐたのでは詰らない。諸賢にも、是非、歴史的假名遣を讀んだり書いたりして頂きたい。

同人誌『正かなづかひ 理論と實踐』について

殘念ながら休刊してしまつたが、「正かなづかひ 理論と實踐 オンライン」といふものが出來た。バックナンバーは「はなごよみ」で扱つてゐる。

要點は以下の三つであつたと思つてゐる。

名賀月執筆分一覽

oZ/acyが各號に名賀月晃嗣名義(コラムは匿名)で載せて貰つた内容を書いておく。

創刊號 平成23年11月發行
『正かなづかひで入力する方法 ATOK篇』 (PDF形式)
書評 - 靑木逸平『旧字力、旧仮名力』
第2號 特輯「正義と宗教」 平成24年5月發行
『天皇についての一考察』
ブックガイド - 加地伸行『儒教とは何か』
ブックガイド - 金谷治『老子』
第3號 特輯「病気と医療」「漫画とアニメーション」 平成24年11月發行
エッセイ『英國を眺めて日本を考へる』
『一病人としての名賀月晃嗣』
『近頃のアニメについての評』
アニメ短評『コードギアス 反逆のルルーシュ』
第4號 特輯「歴史と文學」「安全」 平成25年4月14日發行
エッセイ『近畿人の強がり』
『昭和二十一年の憲法改正について』
『支那史と史記』
『国防について』
コラム『科学は「宗教」か』
コラム『教育或は大学について』
第5號 特輯「国語問題」 平成25年12月31日發行
エッセイ『秘密保護法に反対しない理由』
『国語改革以前の文部省の漢字政策案』
『現代仮名遣を糾す』
ブックガイド - 白川静『字通』
ブックガイド - 白川静『漢字』
ブックガイド - 白川静『漢字百話』
コラム『医薬品のネット販売』
2014年春の増刊號 文藝特輯 平成26年5月5日發行
『可哀相なひよこ』
第6號 特輯「食」 平成26年11月24日發行
エッセイ『今年の日本シリーズ(阪神サイドから)』
『食へるもの、食へないもの』
『歴史的仮名遣に纏はる思ひ出』
ポエム『提督』
ポエム『夢』
『カルメラ・ダングーと魔女の黒猫 第一回』
『空心斎の受難』
『あたご乗艦記』
コラム『はみご』
第7號 平成27年5月4日發行
『カルメラ・ダングーと魔女の黒猫 第二回』

オンライン版に寄稿した記事

同人誌『みんなのかなづかひ』について

『正かなづかひ 理論と實踐』休刊を受けて、押井徳馬氏が『みんなのかなづかひ』といふ同人誌を創刊した。

名賀月執筆分一覽

創刊準備號 平成28年5月1日發行
『カルメラ・ダングーと魔女の黒猫 番外 玄の生ひ立ち語り』
創刊號 平成28年11月19日發行
『カルメラ・ダングーと魔女の黒猫 第三回』

正かなづかひの本について

野嵜健秀氏の個人編輯による「正かなづかひの本」の動物シリーズにもあれこれ書かせて頂いた。

國語國字問題に關する論考

教材

其の他

リンク