娯樂系感想ログ: シャングリ・ラ (TVA)



基礎情報あるいは諸元


各話所感

#1

まあ、掴みは上々といつた感じか。各キャラの立ち位置が、なかなか分りづらいところではあるけども、それでもちやんと見れる代物になつてゐるのは評價できる。

國子は、高橋美佳子の演じるキャラとしては、結構目新しい感じがしたけども、實際はさてどうか。良い味出さうな感じはしたので、上手く演りきつて貰へればと思ふ。

#2

メデューサのイメージ映像がえらく簡易なのに吹いたww

あの防護服にも吹いたww う〜ん、あれはもう少しスマートなデザインで良かつた氣がする。

割と繋ぎ的な2回目、といふ所感。1回目で見せきれなかつた部分を掘り下げてゐる感じかねえ。香凛サイドと國子サイドは、なかなかに好對照を爲してゐる氣がする。

OPもEDも、なかなか樂曲がいい感じ。

#3

一言で括るなら、「國子、アトラスに潛入を試みるの卷」。今囘も基本線は世界觀の掘り下げ、といつた感じか。話が本格的に展開するのは、少し先になるのやも。一寸ばかり焦らしてゐるやうなところはある氣がするねえ。まあ、情報量が多いから、この位のペースでないと把握出來ないか。

3話目にして、EDの樂曲が差し替へ。話によつてスイッチする感じなのかな? 個人的には、1話・2話の奴の方が好み。

#4

香凛があの部屋の中から把握出來る情報の量つて一體。つふか、秋葉の一店舗の監視カメラと思しきまでハック可能とは……。考へるに恐ろしい社會なるかな。

にしても、あの爺どもは一體w 筋書きの上で役に立つてゐるのかどうかは微妙だが、つなぎのスパイスとしては十分。

#5

盜視聽用の假想空間?で國子と香凛が接觸……といふのは些か言ひ過ぎか。情報量的には、香凛が一番あれこれ把握しつつある感じ?

國子と国仁が物々交換したのは、例のブーメランと、擬態材のサンプル。いや、あれ、交換なのかは兔も角として、だ。ウマが合うんだか合はないんだか。

でも、今回、何もかも吹き飛ばしたのは、マジカルギーナだつた氣がするww

#6

香凛の首謀でオロチを退治するの卷。

国仁は美邦に呼び出されて……本人は恐らくちんぷんかんぷんな感じ。裏では魑魅魍魎が跳梁跋扈してゐるとは夢にも思つてゐまい。

一方、國子はオロチ退治に外野ながら參加。それにつけても、このスペックは一體全體。

いづれにしても、話はいよいよ混沌と化してきた、そんな氣がする。

#7

國子が逮捕されて少年院に逆戻りの卷。つふか何この超展開。

結局、涼子は國子をどうしたいのやら。そこが分らないので、先が讀めやしない。まあ、讀めなくてもええんやけどさ。

#8

まあ、そりやそこでヒロインが退場する筈もなく、結構無理矢理チックに國子は脱出成功。どういふ位置附けなのかいまいちよく分らないエピソードだつた氣はするけど。

#11

香凛が引き籠りを止めるの卷。で、いいのか? 取り敢へず、初めて陽の下に出て來たのは確かであり、彼女の内面部分の描寫が話の軸の一つだつたのは間違ひない。

それに比すると……國子は出番らしい出番もなく、美邦はいいやうにあやされてゐるばかりで、国仁は大海原で目下遭難中ときた。

こんななので、來週何がどうなるのかは、さつぱり分らない。

#17

シリアスやつてる國子は放置しておいて、秋葉原の主になつた香凛中心で。

香凛は早速、美邦を手元に置くことに成功した訣だが、我儘な上に扱ひが著しく難しいといふことで、手駒にしたんだかされたんだか。死人が出たりしてるのに、何だらう、このコミカルさ加減は。

しかし、香凛もしぶといといふか、ポカはしつつも上手く立ち回つてゐるところは、侮れない。美邦に續いて國子との接觸にも成功して、さて、次はどう出る?

#18

國子、香凛、美邦と、三人同じ場所に。香凛は事態を上手く利用してゐるんだか、彼方此方から飜弄されてゐるんだか、分りやしない。でもまあ、本人が滿足してゐるやうなので、いいか。

國子もここに來て、正面から眞つ直ぐ、だけではなく、搦め手も身につけ始めてきたか、といふのが終盤の感想。ただ、涼子はまだまだ餘裕の態を崩さず。次回、東京を燒き拂つた後こそ、それぞれの手腕の本當の見せ所、といふ氣がする。

#23

そろそろクライマックス。取り敢へず、敵のスペックの高さと、性格の惡さが尋常でない。ここまで非道いのも、珍しいのでは?

假想空間上での香凛達5人のイメージの可愛らしさと、メデューサのおどろおどろしさのミスマッチに吹いた。

ここ2、3週、國子はどうにもやられつぱなしといふ感じが拭へなかつたが、最終回は、きちんと締めてくれるよねえ。さて、あの難敵に對する策や如何に?

#24

涼子の最期は、意外と呆氣なかつた、そんな印象。まあ、國子が天の沼矛をへし折つた邊りから、機先を制せられてゐた、とみることは出來るけれども。後は、前回で最早役立たず?と思つてゐた香凛が、メデューサを墜としたのも大きかつたかな。香凛の工作については、もう少し分りやすい描寫なりが欲しかつた。

涼子が滅んだ後に出でましたのはラスボス。歴とした理由があるとは言へ、主人公とラスボスのCVが同じとは、なかなかやつてくれたものだと。

まあ、色々微妙なところがなかつた訣でもないけれども、綺麗に纏まつたかな、といふのが、總じての印象。といふあたりで了。




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