駐 - 漢字私註
説文解字
馬立也。从馬主聲。
- 十・馬部
康煕字典
- 部・劃數
- 馬部五劃
『唐韻』中句切『集韻』『韻會』株遇切、𠀤音注。『說文』馬立也。『玉篇』馬止也。『釋名』駐、株也、如株木不動。『正字通』天子行在之所曰駐蹕。
又『集韻』㕑遇切、音柱。義同。
異體字
簡体字。
音訓
- 音
- チウ(漢、呉) 〈『廣韻・去聲・遇・註』中句切〉
- 訓
- とどめる。とどまる。
解字
白川
形聲。聲符は主。主に注、柱の聲がある。主は燭臺に火主のある形。直立し、停止するものの意がある。
説文解字に馬立つなり
とあり、軍を留めることを駐兵、使者を留めることを駐箚といふ。
藤堂
漢字多功能字庫
- 『漢書・嚴朱吾丘主父徐嚴終王賈傳』
(朱)買臣駐車、呼令後車載其夫妻、到太守舍、置園中、給食之。
- 『新唐書・李晟傳』
帝至自梁、晟以戎服見三橋、帝駐馬勞之。
轉じて停留、停止を表す。
- 『三國志・魏書・劉曄傳』
曄往見、為論事埶、要將與歸、駐止數日。
- 東晉・葛洪『神仙傳・劉根』
草木諸藥、能治百病、補虛駐顏、斷穀益氣。
「駐顏」は顏立ちを停止し老い衰へてゐることをいふ。
また軍隊の駐留、駐守を表す。
- 『後漢書・劉虞公孫瓚陶謙列傳』
加勝敗難保、不如駐兵、以武臨之、瓚必悔禍謝罪、所謂不戰而服人者也。
- 『宋史・高宗本紀』
戊戌、詔孟庾、韓世忠班師、岳飛屯駐江州。
屬性
- 駐
- U+99D0
- JIS: 1-35-83
- 當用漢字・常用漢字
- 驻
- U+9A7B